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あとがき
 


「終焉の歌」第3作目。「狭間の濁」いかがでしたでしょうか?

実に2年ぶり。その事実に驚きです。
さて、今回は二人の新しい人が出てきました。「藤の少将」と「松葉」です。
長編に入る前のネタ振りというところでしょうか。長編では宮中の事が欠かせなくなるし、「松葉」の倦みの親も出てきますので。
あっ、「倦み」は誤字ではありません。なんとなく「産む」ではなく「倦む」だと思うんですよね。

「狭間」は人と鬼の狭間。もしくは、橋のかかる道と道の狭間。現とお師様の作った場の狭間。といったところでしょうか。「濁」は「倦んだ濁」ですね。人の感情が倦む濁というイメージです。

お師様と紫の関係も微妙です。なんか、最近の構図「お師様→紫」の方が強いのではと思います。紫、お師様の真意を計りかねてますしね。お師様も自分からものすごいアピールされる方ではないので、「何故わからない?」って感じだろうし。松葉の存在はちょっとした刺激になるのでは?

ああ、でも松葉も微妙なんだよね。好意の方向が(笑)。

さて、続きは今回以上お待たせすることはないと思います。

次は短編かな? 紫とお師様の出逢いとか、まだ書いて無いもんね。
紫日記とか書こうかなぁと思いつつ(笑) 。

では、また             テラ(2002.10.13)





 
 
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