ミラール |
おつかれさまでした。ラン。 |
ラン |
あの時代、浮気は当たり前って本当か? |
ミラール |
本当だよ。ついでにさ、結婚するまでは一切会わないんだよ。「あそこのお嬢さんは美人だ」って噂を聞いて文をせっせと送るんだってさ。んで顔を会わせるのは結婚が決まってから。 |
ラン |
そんなのでいいのか……。 |
セアラ |
君には大変な役割だったね。光源氏って言ったらさ、恋の駆け引きも上手いし……。たくさん恋人がいたしね。色恋沙汰で政界から追われたりしてたんだってさぁ(原作読み中)。
甲斐性のない君にはどだい無理な役だったねぇ。 |
ラン |
いいよ、俺は。1人で。 |
ミラール |
聞いた? セアラ。 |
セアラ |
聞いたよ。ミラール。 |
ミラール
セアラ
|
狙って言ってるわけじゃないから、怖いよねぇ……。 |
ラン |
何が? おい、どうしてそうやって引いてるんだよ! |
ミラール |
だってさ、エノリア |
エノリア |
どうして私を見るのよ……。 |
セアラ |
今回はエノリアもお疲れ様。 |
エノリア |
どうして私がこいつと夫婦なわけ? |
ラン |
それはこっちの台詞だ! |
ミラール |
……二人とも素直じゃないなぁ。 |
ラスメイ |
あの最後の話って、「葵」という話を模倣したんだろ?(原作片手に熱心に読み中)あの時に二人の間には夕霧という子が生まれるはずだぞ。まぁ、時間軸は正確でないからな、別にあってなくてもいいのだろうが。 |
エノリア |
やーめーてー! 考えたくないぃ! |
ラン |
そこまでいやがるか? |
セアラ |
あ、ラスメイ。読むのはそこまでにしたほうがいいよ。(ラスメイの本を取り上げる) |
ラスメイ |
っ!何をする! |
セアラ |
いや、ここから先はお子様にはねぇ……。ほら、ラスメイは若紫の役やってたよね。だから、あまり読ませたくないなぁ……と。 |
ミラール |
何? 何があるんですか? |
セアラ |
うーん。ランが本性をあらわすんだよね。 |
ラン |
俺じゃなくて、光源氏だろ。 |
セアラ |
マザコンなだけはまだしも、これはやっちゃいけないことだよ。ラン。 |
ラン |
だから、俺じゃないってば。 |
ミラール |
(続きに目を通し中)あー……最悪だね。浮気してたほうがまだかわいげがあるよね。 |
エノリア |
何何何? 何? |
ミラール |
まず、エノリアが亡くなるだろう? |
エノリア |
えっ、私死んでしまうの? |
ミラール |
というよりも、あそこでナキシスが出てる時点で取り殺されてしまうんだよね。その時に子供も生まれるわけだけど……。
ま、葵上が死んで……ランは一応傷つくわけだ。 |
ラン |
だから、俺じゃないし。 |
エノリア |
とりころすって……あー、ナキシスだったら出来そう。 |
ラン |
お前ら変だぞ。それはその話の中のことであって、現実じゃないだろ? |
ミラール |
んで、傷心のランは若紫の元へ帰るんだよ。そんでもってね……。あー言えない。ラスメイの前じゃ無理だ。 |
ラスメイ |
何があるっていうんだ。 |
エノリア |
嘘嘘。ちょっと私にも読ませて……。うわー……。 |
ミラール
エノリア
セアラ |
(ランをじっと見つめて)最低。 |
ラン |
だーかーらー、俺じゃないって! |
ラスメイ |
ラン。 |
ラン |
ん? |
ラスメイ |
諦めておけ……。 |
ラン |
……いつもこうだよな……。 |