■裏舞台 |
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では4位から、再び!
司会者 |
えっと、じゃ4位ですね。おおっ……とうとうセアラ様ですよ。
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セアラ | そうかい。ありがとう。 |
司会者 | あっさりしすぎです。もっと何か言ってくださいよ。 |
セアラ | うん。まあ、あれだね。ちょっとひくすぎだね。 |
司会者 | はっ? いや、あのセアラ様。不機嫌なのは……不肖の息子に負けたからでは。 |
セアラ | ああ、なんか飽きてきたなぁ……。 |
司会者 | うわっ。なげやりっ。 |
セアラ | んで、コメント読んで。 |
司会者 | あ、はいはい。えっと「いやあ、こういう人実際にいたらアレですが(笑)こういう一癖も二癖もあるお人は大好きです(笑)」
あ、つまりは実際にいたら厄介だけど端から見てれば楽しいってことですかね? |
セアラ | 愛だね……。 |
司会者 | あ、もう一つありますよ、セアラ様。元気出してっ!
「トシ相応の姿でも好きになったと思う。あ、でもそれって・・・・・・・・いえスミマセン」
年相応って……500才以上ですか? |
セアラ | 愛だな……。 |
司会者 | セアラ様はあれですね。司会者の方が向いてますよ。さ、がんばって次行きましょうよ。テンションあげてくださいよ。 さーっ、4位はっ! |
エノリア | 3位よ。あなたも随分動揺してるみたいね。 |
司会者 | おっ。「イマルーク」で一番かっこいいエノリアさんではないですか。8票ですよ。 |
エノリア | あ、ありがとうです。んで、何? かっこいい? |
司会者 | さ、ささセアラ様。コメントを読んであげてくださいよ。 |
セアラ | そうだね。えっと、4コメントのうち、3コメントが「カッコイイ」と。 |
エノリア | えっ、綺麗とかそういうのは……? もう1コメントは? |
セアラ | 強気なところが好き。 |
エノリア | あ、ああそう……。強気……。やっぱりランをいじめすぎてるのかしらね……。 |
セアラ | ……いや、私は十分、君は綺麗で素敵でチャーミングな女性だと思うけどね。 |
司会者 | せ、セアラ様……。復活しすぎです。 |
セアラ | 本当に、綺麗になったね……(きらーん)。私がもう少し若ければ……。 |
司会者 | 十分若いでしょ。ささっ、セアラ様っ! 次行きますよっ。2位ですっ。 |
エノリア | ええっ、もう終わり? 短すぎない? |
司会者 | だってぇ。もう難しいんだから。この進行(泣)。セアラ様と一緒なんですよう? 無難なところはさっさと済ませたいんですよう。 |
エノリア | あなたも苦労してるのね。同情するわ。だったら、私はさっさと帰ってあげるわね。 |
司会者 | ありがとうです。本当はめっちゃ優しい人だって知ってますからね。 |
エノリア | やめてよ。照れくさい。 |
司会者 | それじゃ、次行きますね。2位です。20票! |
ラスメイ | まったく待ちくたびれたぞ。 |
司会者 | ってことで、ラスメイちゃんで〜す。こんちはっ。 |
セアラ | こう、まみえるのは初だね。キャニルスの娘。 |
ラスメイ | ……先々代のノーラジルが随分お世話になったとお聞きしております。お初にお目にかかります、最高魔術師殿。 |
セアラ | 挨拶はできるようだね。 |
ラスメイ | 年老いたものには礼を払えと、祖母から言われてましたから。 |
司会者 | 怖い。怖すぎる……。ら、ラスメイちゃんへのコメントを……。 |
セアラ | そうだね。私とした事が、子供相手に大人気なかったかな。さて「健気でかわいい」というコメントが二つ。 |
ラスメイ | ありがとう。健気でかわいい……そのようなこと言われたことなかったな。 |
司会者 | りりしいとか凛としているとか言う意見も。 |
セアラ | それから、将来が楽しみとも。 |
ラスメイ | ありがたい言葉だな。……このようなこと……言われるとは。 |
司会者 | ああ、泣きそう。 |
ラスメイ | 泣くわけないだろう! ありがたい言葉を聞かせてもらった。ありがとう。 |
司会者 | あ、もう帰っちゃうの? |
ラスメイ | うむ。今日はミラールがタルトを焼いてくれるそうだからな。あ、ランは長引きそうか? 遅かったらなくなっていると伝えておいてくれ。 |
司会者 | はいはーい。まったねぇ。 |
セアラ | 随分とかわいがってるようだね。 |
司会者 | かわいいじゃないですかぁ……。セアラ様はお嫌いなのですか? |
セアラ | 嫌いではないのだが……私はあの祖母が苦手でね。 |
司会者 | はっ? もうおなくなりになったノーラジル様ですか? |
セアラ | うん。ダライアと同じ年代だね。随分綺麗な女性だったな。……あれには面影がありすぎる。
どうも苦手なのだよ。人を見透かすような目で。 |
司会者 | セアラ様、もしかしてノーラジル様と……。 |
セアラ | ……口は災いの元って知っているかい(くすっ)? |
司会者 | あ、いえ。すみません。 |
セアラ | いや、実際にはノーラジルとは何もなかったよ。ただ、苦手だったというだけでね。さ、次行こうか。 |
司会者 | 深くは聞きません。さ、一位です。 |
セアラ | こんな結果になるとは思わなかったなぁ。2位のラスメイとは倍以上の差をつけた48票だね。 |
司会者 | はぁ。私もびっくりでした。ここまで健闘するとは。 |
セアラ | ま、もう面倒だから呼ばなくてもいいだろう? |
ラン | ちゃんと呼べ! |
セアラ | おや、ラン。何しにきたんだい? |
ラン | あんた……こうやっていじめるためだけに最初から司会をやってるんだろう。 |
セアラ | ふふふ。君にしてはよく考えたね。ごめいとーう。 |
ラン | すっげぇむかつく。 |
セアラ | 本当にかわいいおこちゃまだよ。君は……。 |
ラン | おこちゃまって言うなっ。 |
セアラ | ほら、つつけばすぐに答える。本当に飽きないよ。 |
ラン | くそうっ。 |
司会者 | んーまぁまぁまぁ。さてと、一位ですよ。 |
ラン | ありがとうございます。いや、っていうか意外で……。実感わかないのだけど。 |
セアラ | ほんとう、つまらないコメントだな。お礼に一発芸しますとか言えないのかね。 |
ラン | 出来るかっ。 |
司会者 | 脱ぎまーすとかね。 |
ラン | あ、あんたまで……。 |
司会者 | セアラ様がいじめたくなる気持ちわかる……かわいい……。 |
セアラ | だろう? 私だけが責められる問題じゃないよね。 |
ラン | なんだよ……。 |
セアラ | コメントもね。「かわゆいっ! 食べちゃいたいよ〜ん♪」とか |
ラン | はっ? ……(赤面)いや……。 |
司会者 | ははははは。照れるな! 冗談だってば! |
ラン | (憮然)他は。 |
セアラ | 「顔が好き。黒髪に弱いのよ」とか |
ラン | どうも。 |
セアラ | 「不器用なとこがいい」とかね。ま、不器用だよな。相当不器用だよ……、昔は果物の皮一つむかせても、自分の手の薄皮もむいてた……。 |
ラン | だーっ!! うるさいっ! ったく、せっかく一位でもこの扱いか?! |
司会者 | 一位のラン君はラン君の主演の短編をご用意しようかと思っております。 |
ラン | え、本当か? |
セアラ | 「近所のマーラちゃんにふられる話」と「余興に女装する話」と、「迷子になる話」と「扉に1日6回頭をぶつけた話」。どれがいいかな? |
ラン | どれもいやだ。っつーか、そんなことないだろ?! マーラちゃんって誰だよ!! |
セアラ | ……………………だれそれ。 |
ラン | (ぷつっ)あんたが言ったんだろうが!! |
司会者 | ってことで、ランキング発表はこれで終了させてもらいます。ご静聴ありがとうございましたっ。 |