小説を読んでくれてる人や、これから読もうかなって思ってる人のための 「イマルークを継ぐ者」講座

まあ、こんなんいらないかなと思いつつ…。
でも読み進めると設定がよくわかんなくなるかなあっと。

1 世界    2魔術    3登場人物    4 精霊語(別ページ)   


1 世界

 創造神《イマルーク》が作った世界。「アライアル」とは「巡る世界」の意である。昔は創造神《イマルーク》と大地の娘《アラル》・太陽の娘《リスタル》・月の娘《イアル》 が人とともに暮らしていた。いつしか創造神《イマルーク》は天に帰り、娘達もその姿を 次代に継ぐという形で残るだけである。

 アライアルでは人は光《リア》・火《ベイ》・水《ルーシ》・大地《アル》・風《ウィア》の要素から作られている。 そして、その要素によって魔術を使える。

 現在のアライアルは、創造神《イマルーク》の末裔であるシャイマルーク家と3人の娘達によって支えられてる。 創造神《イマルーク》の末裔の治めるシャイマルークには、3人の娘達が住む3つの宮があり、5つの国からできている。
 シャイマルーク・フュンラン・ナスカータ・ルスカ・チュノーラからなっている。シャイマルークはその中でも中心となる国である。

 宮には光《リア》の色(金・銀)を持った女性が集められ(強制ではない)、大地の娘《アラル》・太陽の娘《リスタル》・月の娘《イアル》に仕えている。また、 その中から各地の分宮《アル》に派遣される巫女《アルデ》が選ばれる。

 娘達は、大地の娘《アラル》は金と銀の目を持つ女性・太陽の娘《リスタル》は 金の目と髪を持つ女性・月の娘《イアル》は銀の髪と目を持つ女性である。 この姿を持つものは、強制的に宮に迎えられる。また、この姿は娘が死ぬことで、 次代へ受け継がれる。ので、二人以上同じ姿をするものは生まれないし、それは忌まれることでもあった。

2 魔術

  光《リア》・火《ベイ》・水《ルーシ》・大地《アル》・風《ウィア》、そして、極まれに 闇《ゼク》の要素で作られた人は、わが身にある要素によって魔術を使うことができる 者もいる。
ある程度要素が強いものに限られ、強さによって下級から上級までいると思って もらえばよい。その要素で同じ要素の精霊を呼び、言葉と同調具合によって 精霊を使う(またはお願いする)ことができる。
 要素が強ければ強いほど、同調が強くなり言葉は少なくてすむ。ただ、この言葉は精霊語で なくてはならない。精霊語はまだ創造神《イマルーク》がこの地にいたとき、実際人々が精霊と 話すときに使っていた言葉であって、「古語」とも言われる。

 また、この要素は一人一つと決まっている。そして、その要素がその人の属性となるが、 まれに2つ以上の要素を持つものが生まれる。そのとき、強いほうを属性とする。 魔術が使えるとしたらその強いほうしか使えない(ある程度要素が強くないと使えない というのが基本)。二つ以上要素がある場合、どちらかが極端に弱いのが普通。

 たまに、どちらの(どの)要素も魔術が使えるほど強い者が生まれる。 そのばあい「フォルタ」という。

 闇《ゼク》は特殊で、それのみ持って生まれるものは少ない。だいたい他の要素と共に 持って生まれる。使えるど強くもって生まれても、闇魔術師《ゼクタ》は禁忌である。

 闇《ゼク》のみもって生まれるのは、魔物のみとされている。

3 登場人物

旅の集団(RPGならパーティやね)

エノリア(=ルド=ギルニア)女 17才
 金色の目。金色の髪。 一人しかいないはずの太陽の娘《リスタル》だが、彼女は二人目として生まれた。14歳になるまでは母と父にかばわれ、 宮にその存在を知られることはなかったが、義兄に告げられ、のち光宮《ヴィリスタル》に幽閉される。

ラン=ロック=アリイマ 男 18才
緑色の瞳。黒色の髪。 火《ベイ》と大地《アル》のフォルタで、剣士。大魔術師・セアラに 育てられ、一緒に住んでいる。実直な性格から、エノリアを助けることになる。実直な性格。

ミラール=ユウ=シスラン 男 18才
茶色の瞳。茶色の髪。 風魔術師《ウィタ》の資格を持つが、実際は音楽家の卵。彼もセアラに ランと一緒に育てられた。セアラの家の前に捨てられていたとき、懐に入っていた一本の笛が 両親を探すための手がかりである。

ジェラスメイン=ロード=キャニルス 女 10才
紫色の瞳。黒色の髪。 水《ルーシ》と風《ウィア》と闇《ゼク》のフォルタ。とくに
闇《ゼク》は強い。家は王宮警護魔術師の筆頭を代々勤める名家。闇《ゼク》を持っているが 能力は高かった彼女を庇護していた先代の祖母が死んでからは、母と兄に迷惑をかけないように 一人暮しをはじめた。家族はあと、父とその正妻、その娘達(つまり義理の姉)3人がいる。


後援支援(?)

セアラ=ロック=フォルタニー 男 年齢不詳(本人いわく…20歳)
 赤色の瞳。乳白色の髪。 5要素(闇《ゼク》をのぞく)すべてを最高魔術として扱える伝説の
魔術師。まだアライアルが創造神《イマルーク》を失った後の戦乱中、初代国王レーヤルークの 前に現れ、補佐し、平和をもたらした。宮を作らせ、娘達を祭らせたのも彼の進言である。 厄介ごと好きで、人が困っているともっと困らせたくなるタイプ。


ダライア=ファン=ディラアラル 女 74才
のオッドアイ。黒色の髪。大地の娘《アラル》にして、宮の長老。どちらかというと 厳しい印象のある老女。宮関係で人が傷つくことだけは許せないらしく(何かあったか…)、エノリアをかばっている。

王家関係者

ゼアルーク=シスタ=シャイマルーク 男 20才
深緑の瞳。黒色の髪。 シャイマルークの若き王。聡明で美しいと評判の王。民に向ける笑顔は 優しいが、王の座を揺るがすものには容赦がない。民の心配要因にもなるエノリアを殺そうとしている。

セイ=シャド=レスタ 男 24才
紺色の瞳。薄い茶色の髪。 ゼアルーク王の腹心。側近としか肩書きはない。剣の腕は確かで、 何人かの私兵を王から許されている。常に冷静で、笑顔を見せたことはないとの噂も。

宮関係者

シャイナ=フィン=シャイアル 女 17才
銀色の瞳。銀色の髪。 月の娘《イアル》。また、その産まれはフュンラン国の第2皇女。 おっとりとした雰囲気と花のような容姿で、おそらく宮にいる娘の中ではナンバー1の人気をほこる(アイドルだな)。ただ、エノリアを逃がした後、謎の闇《ゼク》の男と 行方がわからなくなった。

ローザ  女 22才 風魔術師《ウィタ》の資格を持つ、シャイナの侍従。

リーシャ 女 17才 エノリアの侍従、兼・監視役。ただ、徐々にエノリアの理解者となる。 シャイナを守ろうとして死亡。

ナキシス=フォン=ヴィリスタル 女 17才
金色の瞳。金色の髪。 エノリアより一ヶ月ほど早く生まれたため、太陽の娘《リスタル》と 正式に認識されている。エノリアを敵視していて、王のエノリア排除の考え方に賛成している。

謎?

エルドラ
蒼色の瞳。黒色の髪。 突然ゼアルークの前に現れた少年。「二つ目の太陽が破壊神を呼ぶ」と予言。 その正体は不明。セアラは知っているようだが…。

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  最終更新日 2000.1.27